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合成皮革の製法(湿式・乾式)
湿式とは?
合成皮革の製法には「乾式」と「湿式」があります。
合皮表面のポリウレタンを固化させる際、溶媒を空気中に飛散させて取り除く方法を『乾式法』、
合皮を水にくぐらせ、溶媒を水中に溶け出させて取り除く方法を『湿式法』と呼びます。
乾式法の製造工程を見る
合成皮革の製造工程《乾式法》

➊ 離型紙に着色したポリウレタン樹脂をコーティング
➋ オーブンで乾燥
➌ 基布と貼り合わせるための接着剤をコーティング
➍ 再度オーブンで乾燥
➎ 基布と貼り合わせる
➏ 完成した製品から離型紙を剥がして、それぞれ巻き取る
湿式法の製造工程を見る
合成皮革の製造工程《湿式法》

➊ 基布にDMF溶媒のポリウレタン樹脂を直接コーティング
➋ 水中でDMFの脱溶媒を行い、水洗
➌ オーブンで乾燥(微細なセル形状を有した湿式ベースが完成)
➍ 湿式ベースを基布として、乾式の工程へ進む
乾式法で作られた合成皮革は、湿式法の合成皮革に比べてやや硬くボリュームも少ないですが
作業工程がシンプルであるため低コストで、柔らかさや厚みが必要ない(見た目を重視する)場合には最適です。
対して、湿式法で作られた合成皮革は、作業工程が複雑なためコストは高くなりますが
微細なセル形状のポリウレタンを形成することができ、それによって本革に近い柔らかな風合いやボリューム感、
裏地の生地目が表面に見えにくい外観などの特徴を得るため、高級感のある製品の生産に適しています。